山行記録

2015年 その3


2015 / 06 / 08 梅雨の四国遠征 その1

2015 / 06 / 09 梅雨の四国遠征 その2

2015 / 06 / 10 梅雨の四国遠征 その3

2015 / 06 / 11 梅雨の四国遠征 その4

2015 / 06 / 12 〜 13 梅雨の四国遠征 最終章

2015 / 07 / 19 まずは中央アルプスで様子見


  梅雨の四国遠征 その1
 
日付 : 2015 / 06 / 08
天気 : 曇のち雨(山頂ガス)
目的地 : 寒風山(1763m)
笹ヶ峰(1859m)
伊予富士(1756m)
標高差 : 800m
所在地 : 愛媛県西条市・高知県いの町  GPSログ
コース : 寒風山トンネル南口(4:54) → 桑瀬峠(5:37) → 寒風山(6:18) → 笹ヶ峰(7:24) → 桑瀬峠(8:54) → 伊予富士(9:50) → 桑瀬峠(10:33) → 登山口(10:58)
ついにきました。待ちに待った連休です! 前々から予定してた屋久島縦走計画‥のハズだったんですが、諸事情により変更となりました。いやー、屋久島行きフェリーの予約が取れなかったんですよ。ええ。梅雨時期の屋久島なんてそんなに需要がないだろうとナメてましたね。2週間前に電話したら、満車だそうで(車を持っていかないなら予約不要で乗れます。俺は自分の車を持っていこうと思ってたので) まぁ早めに鹿児島港へ行き、キャンセル待ちすれば乗れないことはなさそうですが、そこまでして梅雨時期に行くこともないかな、と。屋久島は、秋の連休に延期予定。

‥というわけで、四国遠征です。四国地方も梅雨入り済み。さて、どうなることやら?
昨日のうちに四国へ渡り、今日は登山口で車中泊。予報では午後から雨が強くなるそうなので、早めのスケジュールで、明るくなったらすぐにスタート。
稜線までくれば、ずっとなだらかな縦走路です。笹ヶ峰までは、ほんとなだらかな快適登山道。晴れてれば景色が良さそう。でも今日は何も見えません。そのうち雨も降りだしました。うーん、予報通りですね。
笹ヶ峰の山頂は超強風。やばい、立っていられない。視界もない。こりゃたまらんと、すぐに退散。余裕があれば、この先の ちち山まで行きたかったけど、ここで折返しです。
桑瀬峠まで戻った後、こんどは伊予富士を目指します。名前の通り、円錐形の山容。急登な感じも似てますね。ただスケールが小さい。あっという間に到着します。こちらも展望なし。記念撮影だけして折り返し。

夜明け前の登山口。

桑瀬峠。快適そうな縦走路。

寒風山。

所々、ハシゴあり。

笹ヶ峰。何も‥見えない‥。

伊予富士。結構な急登。

  梅雨の四国遠征 その2
 
日付 : 2015 / 06 / 09
天気 : 雨のち曇(山頂ガス)
目的地 : 三嶺(1894m)
標高差 : 1000m
所在地 : 高知県香美市・徳島県三好市  GPSログ
コース : 名頃新登山口(8:21) → 林道出会(8:54) → ダケモミの丘(9:43) → 三嶺小屋(10:38) → 三嶺(10:58) → (往復) → 登山口(12:39)
遠征2日目。徳島県へ移動、三嶺へ。メインコースなる名頃よりアプローチ。登山口には立派な駐車場とトイレ。そのほか無料で使える休憩所もあり、絶好の野宿ポイントです。
山頂近くの水場辺りまでは、延々となだらかな登りコース。標高差がある割に疲れませんね。危険個所もなく、ファミリー登山向きかな。ガレ場は濡れてて滑りますが、そんなに長くは続きません。
稜線へ出ると視界が開けます。途中で雨は止んだものの、ガスは晴れません。剣山まで続く縦走路、見えれば美しいんだろうなー。三嶺小屋はすごくキレイ。昼ご飯を食べて、のんびり過ごせました。

雨だけど、行っくぜぃ。

がれ場。注意、滑ります。

三嶺小屋に到着。

小屋の中、超キレイ。

山頂手前。雨も止み。

天候回復祈願の踊り。

  梅雨の四国遠征 その3
 
日付 : 2015 / 06 / 10
天気 : 
目的地 : 一ノ森(1879m)
剣山(1954m)
次郎笈(1930m)
標高差 : 550m
所在地 : 徳島県三好市・美馬市・那賀町  GPSログ
コース : 見ノ越(7:49) → 西島駅(8:31) → 刀掛(8:44) → 一ノ森ヒュッテ(9:32) → 一ノ森(9:41) → 剣山(10:16) → 次郎笈(11:03) → 御神水(11:55) → 大剱神社(11:58) → 西島駅(12:11) → 見ノ越(12:39)
遠征3日目にして、初の太陽。持ってきた日焼け止めをやっと使えます。よっしゃー、今日は剣山へ登るぜぇ。
前回( 2014 / 06 / 14 )は、ちょうど1年前。その時と同じ、見ノ越からスタート。今回はお隣りの一ノ森と次郎笈まで縦走してきました。
刀掛から行場を経由して一ノ森方面へ。両剣神社までは若干の下り。案内板には危険箇所と書いてましたが、割と普通の登山道でした。せっかくなので、途中の鎖場にも挑戦してきました。
一ノ森から剣山頂を経て次郎笈まで、なんとも気持ちがいい縦走路。すばらしい景色も堪能しつつ、尾根歩きを楽しみました。
剣山山頂の、測候所の跡地みたいなのがあった場所に、巨大なトイレが建設中でした。来月完成予定みたいです。ここに限らず、四国の山は全体的に観光地化が進んでますね。山頂の景色が変わっていくのも時代ですかねー。

登山リフトをくぐる。

刀掛の松。これに刀を‥。

行場鎖場。幅が狭い‥。

やってきました、一ノ森。

山頂に巨大トイレ建設中。

2度目の剣山登頂。

次郎笈まで楽しそうな縦走路。

次郎笈、着いたよー。

あっという間に下山完了。

  梅雨の四国遠征 その4
 
日付 : 2015 / 06 / 11
天気 : 
目的地 : 東赤石山(1706m)
標高差 : 1050m
所在地 : 愛媛県四国中央市・新居浜市  GPSログ
コース : 筏津登山口(8:04) → 赤石山荘分岐(8:54) → 赤石山荘(10:30) → 赤石越(10:59) → 東赤石山(11:06) → 赤石小屋分岐(12:39) → 登山口(13:19)
また雨に逆戻り。愛媛県に戻ってきまして、今日は東赤石山。筏津登山口から登ります。県道を500m下った所に瀬場登山口もあります。どちらからでも登り始めてすぐに合流するみたいです(瀬場からの方が距離は近いですが、ちょっと急坂みたいです)
しばらくは沢沿いの道を歩きます。樹間から滝なんかが見え楽しい感じ。マイナー登山道かと思えば、結構整備されてて、あちこちに立派(?)な橋が架かってて歩きやすいですね。1時間ほどで分岐へ。
瀬場谷コース、二本橋までは植林の多い急坂が続きます。ちょっと単調。その後沢沿いの道に戻ってきます。夏の暑い日なんかに沢の流れを聞きながら歩くと気持ちよさそう。
赤石山荘は無人でした(普段は無人、予約時のみ営業してるらしいです)まぁこんな天気ですからねー。ここから稜線沿いに30分ほどで山頂に到着。山頂付近は大きな岩がゴロゴロしてて、雨で滑ります。転倒注意。せっかくだから八巻山も経由しようと思ったんですが、難路そうだったのでパス。こんな天気なんで無理はしないんです。
下山は尾根沿いの直登ルートから。こちらの方が岩場が多いですかね。瀬場谷コースに比べればちょっと急坂か。どちらを登りに使っても、同じような感じ。

雨の筏津登山口。

あちこち整備されてます。

山荘分岐手前。橋を渡渉。

赤石山荘。ちょっと一休み。

岩がゴロゴロ。滑ります。

着いたー。真っ白ーっ。

  梅雨の四国遠征 最終章
 
日付 : 2015 / 06 / 12 〜 13
天気 : 1日目 : 晴
2日目 : 晴のち曇
目的地 : 石鎚山
 前社ヶ森(1592m)
 弥山(1974m)
 天狗岳(1982m)
 南尖峰(1982m)
伊吹山(1502m)
子持権現山(1677m)
瓶ヶ森
 男山(1838m)
 女山(1897m)
標高差 : 1600m
所在地 : 愛媛県西条市・久万高原町  GPSログ
1日目 : 山頂成就駅(9:09) → 石鎚神社中宮成就社(9:38) → 前社ヶ森(10:43) → 一の鎖(11:21) → 二の鎖(11:41) → 三の鎖(11:54) → 弥山・奥宮頂上社(12:07) → 天狗岳(12:19) → 南尖峰(12:23) → 弥山(12:54) → 土小屋分岐(13:17) → 国民宿舎石鎚(14:30)
2日目 : 国民宿舎石鎚(7:18) → よさこい峠(8:17) → 伊吹山(8:38) → シラサ峠(8:54) → 子持権現山(9:52) → 瓶ヶ森登山口(10:18) → 男山(10:45) → 瓶ヶ森(10:56) → 白石小屋(11:26) → 瓶壺(11:33) → 鳥越(12:11) → 常住(12:39) → 名古瀬登山口(13:12) → 西之川(13:41) → 山麓下谷駅(13:49)
四国遠征、最後の山行となりました。あっという間の1週間ですね。2度目となる西日本最高峰・石鎚山です。ちなみに前回は、2013 / 10 / 31 。今回はせっかくなので、お隣の瓶ヶ森まで縦走。1泊2日の計画です。
スタートは前回同様ロープウェイで山頂成就駅へ。天気も上々。張り切ってスタート。やっぱり鎖場は楽しい。前回、工事中で登れなかった三の鎖も、今回はしっかりと登ってきました。ただでさえ階段が多い登山道ですが、前にも増してさらに階段箇所が増えてます。着々と整備が進んでるようです。二ノ鎖手前の小屋が立て替えられていますね。まだ新築の木の匂いがする、とってもキレイな休憩所&トイレ。
のんびり歩いて3時間で弥山到着。一休みしてから天狗岳を目指します。日差しが結構ジリジリきますが、冷たい風が吹いてて気持ちいい。岩の上にゴロンとなってのんびり。
下山は土小屋分岐から東へ。予約してある国民宿舎へ向かいます。土小屋ルートは初心者コースだけあって歩きやすい。危険個所もなく平坦で、所々にベンチのある休憩所。まさにハイキングルート。距離は長いものの、まったく疲れません。
本日の宿、国民宿舎石鎚は、土小屋登山口のそば。登山客やバイクツーリングの人達で人気の宿のようです。今日は梅雨時期の平日というわけで、俺を含めて3人しか客がいないようでしたが、おかげでのんびりできました。風呂で汗を流した後は、浴衣に着替えて豪華な夕飯と冷たいビール。ずっと車中泊が続いてたんで、布団でゆっくり眠れるのも幸せです。宿のおばちゃんも親切で、なんといっても昭和の香りがするこの雰囲気がいいですね。ほんといい宿でした。また機会があれば来たいものです。

さぁ2日目。のんびりと朝ご飯を食べてから出発。まずは伊吹山へ向かいます。白石ロッジの脇から登山道に入り、瓶ヶ森林道に並行して歩きます。この登山道、マーキングがほとんどありません。踏み跡も所々不明瞭。すぐそばに林道が走ってるので迷うことはないですが、草が生い茂る季節は素直に林道を歩くのもアリかな。よさこい峠からは林道を離れ、伊吹山を経由、シラサ峠まで結構歩いたつもりですが2時間も経ってません。ほとんど平坦な道でしたから。
さて、ここからが本番。いよいよ瓶ヶ森へ取り付きます。途中、子持権現山へ寄り道。すごく特徴的な山容で、石鎚に登ってる時からずっと見えてました。周囲が絶壁の急峻な岩峰で、登る人のために鎖かかけられています。この鎖場がヤバイ。石鎚山の鎖場なんか比べ物になりません。岩が濡れてて滑るし、こりゃツライ。後半は足の掛け場もなく、腕力だけで登る箇所も。登頂した時には腕がパンパンです。ちなみに迂回路がないため、帰りの体力も残しておく必要があります。注意。
さて、気を取りなおして瓶ヶ森。林道沿いの瓶ヶ森登山口からは、30分で登頂できます。山頂は人でいっぱい。そうか今日は土曜日なんですね。山頂で昼ご飯を食べてると、だんだん雲が出てきました。よし、そろそろ下山かな。車はロープウェイの駐車場に置いてるので、そちらへ向かいます。
さぁどのルートで帰るべきか。台ヶ森を経由する東之川コースと、名古瀬登山口へ下りる西之川コース。宿のおばちゃん情報で、メインルートの西之川コースは、2年ぐらい前から崩落で危険道になってるとか。でも、水場を経由したい関係で、西之川ルートを選択しました。瓶壺で水を補給。今日は暑くて水を消費します。
最初の下り(釜床谷)のルンゼ地帯は確かにちょっと危険箇所。落石注意ですね。でもそれを過ぎれば問題なし。むしろ人の行き来が多い道なんでしょうね、踏み跡もしっかりしてるし、看板も多くよく整備されています。
鳥越の岩から直接 子持権現山へ抜けるルートがあるらしいですね。かなり危険ルートらしいですが、ちょっと気になりますねー。それにしてもこの西之川ルート、なんかすごくヘビをよく見ます。結構大きいやつ。なんかイヤだなー。マムシとかじゃなきゃいいけど‥。
名古瀬登山口で林道に出ると、そこからは1時間の車道歩き。加茂川に沿ってテクテクひたすら歩きます。いやー、よく歩きました。これにて四国遠征終了です。

成就社から。ここから本番。

試しの鎖、登ったぞーっ。

こちらは一ノ鎖。余裕。

立派な小屋が新設されてる!

奥宮頂上社、到着ー。

南尖峰から。風が気持ちいい。

土小屋ルート。歩きやすーい。

今日の宿、国民宿舎。

うぉー渋い。コタツだー。

夕飯。美味かったなー。

2日目朝。がんばるぞーぅ。

伊吹山。暑いぜー。

子持権現山80mの鎖。ヤバイ!

登ったぜ。子持権現。

瓶ヶ森登山口。出発ーっ。

こっちは地味な男山の方。

女山(瓶ヶ森主峰)到着。

瓶壺。ここから西之川ルートへ。

鳥越の岩。鳥に見える‥?

西之川ルート。整備されてます。

帰ってきたー、やったー。

  まずは中央アルプスで様子見
 
日付 : 2015 / 07 / 19
天気 : 曇のち雨
目的地 : 宝剣岳(2931m)
中岳(2925m)
木曽駒ケ岳(2956m)
伊那前岳(2883m)
標高差 : 350m
所在地 : 長野県木曽郡上松町・木曽町・上伊那郡宮田村  GPSログ
コース : ロープウェイ千畳敷駅(6:14) → 乗越浄土(6:52) → 宝剣山荘(6:54) → 宝剣山(7:06) → 中岳(7:31) → 木曽駒ケ岳(7:58) → 頂上山荘(8:45) → (巻き道) → 宝剣山荘(9:05) → 伊那前岳(9:25) → 乗越浄土(9:41) → 剣が池(10:21) → 千畳敷駅(10:25)
よっしゃー、夏休みじゃー! 10連休じゃー!ってことで、今年はついに日本の屋根・北アルプス遠征です。
さっそく上高地へ乗り込もうと思ったんですが、台風11号の影響が残ってか、北アルプスの方は天気が悪い様子。初日から出鼻をくじかれたようですが、とりあえず予定を変更して、中央アルプス辺りで様子見。木曽駒ケ岳です。
大分から運転すること14時間、前日の夕方に菅の台バスセンター駐車場に到着。さすが3連休中とあって、車が多いです。なんだか賑やかです。みんな、ただの車中泊じゃないですね。椅子とテーブル出して、宴会やってます。テントまで張ってる人がいます。なんだ?ここは野外フェス会場か?さすが、本場の登山口はスケールが違いますね。

木曽駒といえば、駒ヶ岳ロープウェイを使って一気に標高2650mまで連れていってくれる、楽ちん登山の山として有名。ロープウェイ乗り場までは、ここからバスで行きます。始発は5:15。にも関わらず、朝4時ぐらいから乗り場には行列が出来ています。みんな張り切ってるなー。人が多いので、今日は臨時バスが出る様子。4:30から行列に並んだ俺でも、なんとか始発に乗ることができました。しらび平駅でロープウェイに乗り換え、千畳敷駅まで一気に上昇。
下界はそこそこ晴れてたんですが、千畳敷は完全にガスの中。もちろん、有名な千畳敷カールは見えません。うーん、残念。
天気はいまいちですが、とりあえず山頂を目指します。雪渓を渡り遊歩道から八丁坂へ。急坂を登っていると、徐々にガスが晴れてきているようです。振り返ると、千畳敷ホテルが見えるようになってます。よし、いい傾向。宝剣山荘の分岐は左へ。宝剣山へ寄り道します。ここの鎖場は、結構危険と聞いてたんですが、しっかり岩を掴んでれば大丈夫。距離も短く余裕で到着。
中岳を通過する頃には、ガスはすっかり晴れています。空は厚い雲に覆われてますが、展望はそこそこ。八ヶ岳や南アルプスの山々が見えますね。
帰りに伊那前岳へ寄り道。千畳敷カールを目の前から見ようと思いまして。‥が、ちょっと油断した隙に、またガスの中。おまけに雨まで降り出しました。ひぇーっ、逃げるように下山してきました。

まぁ初日の今日は様子見ってことで。ちょうど木曽駒の山頂でガスが晴れてたのは運が良かったですね。山ガールもいっぱい見れたし。明日からいよいよ北アルプス本番スタート。楽しみですねー。

駒ヶ根バスセンター。超混雑。

千畳敷到着。真っ白じゃー!

スタート地点。駒ケ岳神社。

振り返って千畳敷カール。

宝剣山の鎖場。結構ハード。

あっという間に宝剣山。

中岳。ちょっと天候回復。

さすがに富士山は見えず。

山頂手前。混んでるなー。

木曽駒登頂しましたー。

伊那前岳へ。カールを見たい。

‥と思ったら、降り出したー!

八丁坂を下山。大渋滞っ。

剣ヶ池。カール展望スポット。

千畳敷駅のカール。膨れてます。