2020 / 02 / 22 雲取山

2020 / 02 / 23 金峰山・瑞牆山

2020 / 02 / 24 甲武信ヶ岳

2020 / 02 / 29 那須岳

2020 / 03 / 01 赤薙山


  雲取山
 
日付 : 2020 / 02 / 22 ( 土 )
天気 : 
目的地 : 雲取山(2017m)
標高差 : 1300m
所在地 : 東京都西多摩郡奥多摩町・埼玉県秩父市・山梨県北都留郡丹波山村  GPSログ
コース : 丹波山村村営駐車場(6:43) → 堂所(7:52) → 七ッ石小屋下分岐(8:28) → 七ツ石小屋(8:35) → 七ツ石山(9:05) → ブナ坂(9:17) → 奥多摩小屋(9:47) → 小雲取山(10:13) → 雲取山(10:36) → 小雲取山(11:25) → ブナ坂(12:03) → 七ッ石小屋下分岐(12:26) → 堂所(12:54) → 駐車場(13:50)

3連休を利用して、プチ遠征。
奥秩父の山を攻めようと、やってきたのは雲取山。
スタートは奥多摩湖のそば、小袖登山口。村営の駐車場は50台・無料・トイレあり。
この感じだとアイゼンは要らないかな?念のため、チェーンスパイクのみ持参。

車道を3分歩き、登山道へ。
手作り感あふれる看板。いいねー。

歩きやすい道を尾根に沿ってゆるやかに登っていきます。さすが百名山。よく整備された道で歩きやすい。
むしろ整備されすぎてて登山道じゃないみたい。よく見たら「遊歩道」って書いてますねー。

堂所に到着。支尾根に上がり、西側の展望が良くなります。木々の間から富士山も見え隠れ。

小屋下分岐から斜度も増し、そこからすぐに七ツ石小屋。
マイナーな、小さな小屋ですが、眺めは最高。

小屋の正面に富士山。
5張分ほどしかないテン場も雰囲気が良さそうですね。こんなとこに泊まったら楽しいだろーなー。

小屋からさらにひと登り。主稜線の縦走路へ上がります。
すぐに七ツ石神社。祠の裏にある7つの岩は、平将門の7人の影武者の化身なんだそうです。

七ツ石山(1757m)到着。
360度すばらしい展望。そして立派な山頂標。さすが東京都の山だぜ。

富士山はもちろん、南アルプスの山々も眺めることができます。ちょっと雲がかかってますが。

雲取山へ向け、尾根を北へ向かいます。
この縦走路、ずっと景色が良い。今日は風が強いけど、夏とか絶対気持ちいいでしょう。
ちなみに、この稜線が東京都と山梨県の県境になってます。

途中にある、雲取奥多摩小屋。
現在は営業を止めてるようです。閉まってからまだ1年だというのに、すでに廃墟の雰囲気。
テン泊も不可になったそうです。残念ですね。

山頂が見えてきました。
途中のピーク(ヨモギノ頭・1813m)もありますが、トラバース道があります。
ここにきて積雪を確認。まぁアイゼン不要なレベル。問題なし。

到着ーっ!雲取山(2017m)です。
山頂が、東京・埼玉・山梨の3県境となってます。
ここも立派な山頂標。さすが東京都の山はスゴイぜ。


山頂に建つ、避難小屋。せっかくなので中を見物。
うーむ、立派。言っちゃ悪いが、七ツ石小屋より避難小屋の方が立派。さすが東京都の‥(しつこい)

強風を避け、避難小屋前の屋根の下でラーメンタイム。
最近のお気に入り、小分けのラーメン。量を調整しやすいです。だいたい3袋で1人前分ぐらいですね。

3連休とあって、山頂に人が増えてきました。
ロングコースだし、そろそろ下山しましょう。いやー、いい山でした。

こちらの地味なピークは小雲取山(1937m)というそうです。
笹に覆われてます。

帰りは七ツ石山をパスし、ブナ坂からトラバース道を通ります。
看板に従い、右の斜面を下りていきます。

ゆるやかな下り。ロングコースで疲れてきた足にはちょうど良い。
道が細く谷が深いので、ちょっと注意。
少し崖が崩れてるポイントもあり。

遊歩道まで戻ってきました。
1時間半、こんな道が続きます。何気に長い。森の中で展望もイマイチだし、退屈というと言いすぎですが、まぁ、退屈です。

それを見越してか、丹波山村が各所に創作民話「平将門物語」みたいなのを設置してくれてます。全10話。最後は悲しい結末になります。気になる方は、ぜひ行ってみてください。

戻ってきました。難易度は低いけど、距離が長い。往復で20km超え。連休初日から体力使ったわー。


  金峰山・瑞牆山
 
日付 : 2020 / 02 / 23 ( 日 )
天気 : 
目的地 : 金峰山(2599m)
瑞牆山(2230m)
標高差 : 1050m
所在地 : 山梨県甲府市・北杜市・長野県南佐久郡川上村  GPSログ
コース : 駐車場(6:37) → 富士見平小屋(7:14) → 大日小屋(7:54) → 大日岩(8:21) → 砂払いノ頭(9:11) → 金峰山小屋分岐(9:27) → 金峰山(9:58) → 金峰山小屋(10:19) → 金峰山小屋分岐(10:45) → 砂払いノ頭(11:02) → 大日岩(11:38) → 大日小屋(12:01) → 富士見平小屋(12:32) → 天鳥川出合(13:00) → 瑞牆山(13:54) → 富士見平小屋(15:14) → 駐車場(15:42)

遠征2日目。今日は金峰山と瑞牆山へ。
みずがき山荘そばの大駐車場。100台は止められそうな雰囲気です。
途中、一部凍結路面もありましたが、大したことはなかったです。

樹林帯を静かに登っていきます。今日は風が強いなー。山頂は風速20m/s超えの予報。寒いよー。

上の林道に出合うところ、尾根にのると目の前に瑞牆山。すごい迫力。この迫力は写真じゃ伝わりません。

富士見平小屋に到着。ちらほら積雪も。
広いテン場があり、名前の通り富士山を見ることができます。

小屋の奥から、さらに進みます。どんどん標高を上げ、雪も深くなっていきます。そろそろチェーンスパイクの出番。所々アイスバーンになってて、よく滑ります。

大日小屋手前。飯盛山ピーク(2116m)をトラバースするように森の中を進みます。これぞ雪山。楽しいぜー。

大日岩手前のクサリ場。クサリは雪(というか氷)に埋もれてます。
アイスバーンの斜面になってて、チェーンスパイクではここらが限界か。ここで引き返してる人もいました。

ジャーン。前歯つきアイゼン登場。
先日の社山での反省を生かし、買っちゃいました。今日はこいつのデビュー戦になります。

大日岩。アイゼンの調子は抜群ですね。これでどんな雪でも怖くない。ガシガシ登るぜー。

砂払いノ頭へ取り付くと急斜面に。雪も深くなります。
うひょー、楽しいぜ。風が強いせいでトレースが消され、ちょっと道がわかりにくいですが。

砂払いノ頭へでました。展望がいっきに開けます。ちなみに、金峰山山頂はいちばん奥の霞んでるピーク。
ここから先は、長野・山梨の県境を進みます。

強風の岩稜歩きはちょっと怖い。体を持っていかれます。慎重に慎重に歩きます。
山頂手前の、五丈石。登れるみたいですが、今日は遠慮しとこう。

金峰山(2599m)到着。寒いーっ!風強いーっ!
ゴーグル忘れてきて、目が開けられないーっ!
おっ、関東へ来て、初の2500m超えですね。

山梨百名山の標でも1枚。バックはもちろん、富士山です。

稜線の強風に耐えかね、金峰山小屋までいっきに下ってきました。お洒落な小屋だなー。
やっとここで昼ご飯。山頂では水筒の蓋が凍り付いて開けられなかったんで。

再び稜線へ向かうため、トラバース道を小屋分岐方面へ。
この道、誰も通ってないですねー。完全にトレースなし。ラッセルで進みます。わっしょいわっしょい。いい汗かくわー。

11時を過ぎて、いっきに天気回復。風も弱まってきました。この時間から登った人、大正解ですね。
大岩の間から見える富士。うむ、いい構図だ。

急ぎ足で富士見平小屋まで帰ってきました。
そう、今日はもう一山、瑞牆山へも行きたいんです。
時間的に微妙な気もするけど、ちょっと急ぎ足で。

小屋の分岐を北側へ。天鳥川へ下っていきます。
滑りそうなアイスバーン。さっき脱いだばかりのチェーンスパイクを、再び装着。

天鳥川を渡ったところにある大岩。パックリと真っ二つに割れてます。桃太郎岩というみたいですね。
その脇にある階段を登っていきます。

生々しい土砂崩れの跡。去年の台風の影響みたいですね。
その影響で、ずいぶん道が変わったようです。

完全に凍り付いた沢を登っていきます。
この時期ならでわ。沢の中を、ザブザブではなく、ガシガシと登っていきます。

大ヤスリ岩。
クライミングする人は、コレに登るらしい。すごいねー。

山頂手前、最後のハシゴ。
天鳥川を渡ってから1時間、ずっと急坂を登り続けました。岩場が多くて楽しいルート。距離が短いので標高を稼ぐのが早い早い。

瑞牆山(2230m)到着。これは素晴らしい眺め。そして、まさに大岩の上。足がすくむ高さです。

さっき登った金峰山、そして八ヶ岳が目の前に見えます。雲がかかっちゃってますが。
なんだかんだで、今日も15km超えのロングコースとなっちゃいましたね。


  甲武信ヶ岳
 
日付 : 2020 / 02 / 24 ( 月 )
天気 : 
目的地 : 甲武信ヶ岳(2475m)
標高差 : 1000m
所在地 : 埼玉県秩父市・山梨県山梨市・長野県川上村  GPSログ
コース : 毛木平(6:53) → ナメ滝(8:22) → 千曲川水源(9:28) → 国師ヶ岳分岐(9:53) → 甲武信ヶ岳(10:23) → 国師ヶ岳分岐(11:01) → 千曲川水源(11:07) → ナメ滝(11:57) → 毛木平(13:17)

連休最後の山行は、甲武信ヶ岳。
手軽に登れるという、毛木平からのアプローチです。駐車場手前の数百メートル(未舗装路)がアイスバーンになってました。

林道のような広い道を、チェーンスパイク履いて歩きだします。

徐々に積雪も深くなっていきますが、アイゼンまでは要らないかな。
太陽が上がり奥の稜線を照らしてますが、歩いてるのは沢道。ぜんぜん日が当たりません。

ナメ滝だそうです。
名前が付くほど大きな滝じゃないけどなー。

やっと太陽。
積雪はどんどん深くなってきますが、急斜面とかじゃないのでアイゼンは要らないですね。

千曲川(信濃川)の源流。ここまで2時間半。沢沿いのなだらかな登りで2時間半は長いですね。楽といえば楽ですが。いまいち変化がない道でした。
と言いつつ、既に標高2200mまで登ってるんですね。

ここからやっと、登りらしい登り。国師ヶ岳分岐まで、ジグザグの急登です。雪は深いけど、トレースがあるおかげでサクサク登れます。ありがたやー。

国師ヶ岳分岐。ここで主稜線にのります。ここまで来れば、山頂まではあと少し。
ちなみに国師ヶ岳方面へはトレースなし。ここ数日間、誰も歩いてない証拠ですね。

稜線の道は展望が良い。日差しもあって、歩いてて楽しいですね。
展望ポイントが数か所あり、昨日登った金峰山方面の山々が見えます。

もちろん富士山も見えますよ。なんか、うっすらですね。

甲武信ヶ岳(2475m)に到着。美しーい。
ちなみにここは、山梨・埼玉・長野の3県境。甲斐・武蔵・信濃の頭文字をとって、甲武信ヶ岳。なんとも粋な名前ですね。

今日の方が、八ヶ岳がキレイに見えます。冬の八ヶ岳とか行ってみたいですね。難易度はどうなのかな?

こっちは浅間山(奥のうっすら見えるやつね)かな?
あちらもプチ遠征レベルで行ける距離。
関東へ来て、登りたい山ばかりです。

三宝山を通る、定番の周回ルートで下山しようと考えてたんですが。
三宝山方面、トレースが全くないですね。
どうしよう?いや、さすがに雪山初心者にはハードル高すぎるか。諦めて来た道をピストンします。

国師ヶ岳分岐からの下り。
積雪が多いおかげで、滑るように下れます。大砂走りの要領。加速がついて早い早い。30分かけて登った坂道が、下りはわずか5分で完了。

そしてまた、千曲川水源からの長い長い沢沿いの道を戻ります。
気温がいっきに上がり、どんどん雪が溶けていきます。行きは積雪あった場所、すっかり無くなってます。


  那須岳
 
日付 : 2020 / 02 / 29 ( 土 )
天気 : 雲のち晴
目的地 : 那須岳
 茶臼岳(1915m)
 朝日岳(1896m)
標高差 : 650m
所在地 : 栃木県那須郡那須町  GPSログ
コース : 大丸駐車場(7:46) → 那須ロープウェイ山麓駅(8:07) → 峠の茶屋駐車場(8:21) → 中の茶屋跡(8:48) → 避難小屋(9:12) → 茶臼岳(9:53) → 避難小屋(10:21) → 剣が峰(10:33) → 朝日の肩(11:14) → 朝日岳(11:22) → 朝日の肩(11:34) → 避難小屋(12:21) → 峠の茶屋駐車場(12:55) → 那須ロープウェイ山麓駅(13:00) → 大丸駐車場(13:18)

那須岳は春になってから、なんて言ってましたが、調子にのって行ってきました。
駐車場は、大丸温泉。ここから先の道路は、冬季閉鎖されてます。

さぁスタートです。
いきなり急坂だなー、と思ったら、ここは階段のようです。どうりで立派な手すりが付いてるわけだ。

初っ端から雪が深いですね。早くもアイゼン登場です。トレースがあっても歩きにくい深さ。

峠の茶屋駐車場に到着。夏はここまで車で来れるようです。

夏はここが登山口になるってことですね。登山ポストなんかも設置されてます。
これは雪が深いのか?それとも鳥居が低いのか?

峰の茶屋避難小屋までは、なだらかな坂道を登っていきます。太陽でてないけど、風がないおかげで寒くない。むしろ汗をかいてます。

目の前に朝日岳が見えてきました。奥のやつね。
左のは剣ヶ峰というピークなんだそうです。

避難小屋に到着。避難小屋にしては立派な造り。

ここからは南へ。那須岳主峰・茶臼岳を目指します。
あれ?すでに目の前ですね。余裕じゃん。

この辺りは雪が少なめ。聞いた話では、ココはいつも強風なんだとか。雪が吹き飛んじゃってるんですね。
今日はと言うと、まったくの無風。快適に歩を進めます。運がいいね。

そんなわけで、ささっと茶臼岳(1915m)。
広い山頂です。三角点は、ちょっと離れた場所にあります。
ガスってて見晴らしはイマイチ。それでも日光方面の山、ちょろっと見えました。

せっかくなので、お鉢を回りましょう。
と言っても、そんなに大きくないですね。一周15分ぐらいでしょうか。
写真は、お鉢の反対側から見た山頂です。

避難小屋まで戻ってきました。
予定ではこのまま下山だったんですが、予定より時間が早い。天候も良くなってきたし、朝日岳まで行っちゃおうかな。

手前にある剣ヶ峰(1799m)。本来の登山道(夏道)はトラバースするみたいですが、冬期は稜線の道の方がむしろ安全(帰りはトラバース道で帰りましたが、怖かったです)

わかりにくい写真ですが、稜線の西斜面をトラバースします。鎖が付いてるみたいですが、凍り付いてて使用不能。
ここは慎重に。滑ったら100mは滑落します。
こんな場所が数か所あり。強風の日は怖いでしょうね。
こりゃアイゼンに続きピッケルも欲しくなる‥。

朝日の肩(1843m)。山頂は目の前です。

朝日岳(1896m)。バックはさっき登った茶臼岳。
天気も良くなり、最高だぜ。

帰り道に使った、剣ヶ峰のトラバース道。
上にも書きましたが、怖かったです。かなりの積雪と急斜面。雪崩そうです。やっぱ、ピッケルかなー。


  赤薙山
 
日付 : 2020 / 03 / 01 ( 日 )
天気 : 
目的地 : 赤薙山(2020m)
標高差 : 650m
所在地 : 栃木県日光市  GPSログ
コース : 霧降高原駐車場(8:32) → 小丸山(9:12) → 赤薙山(10:19) → 小丸山(10:51) → 霧降高原駐車場(11:13)

日光の赤薙山へ。
霧降高原の駐車場からスタート。

いきなり始まる階段。1445段だそうです。さー、登るぞー。

ちなみに、100段ごとに表示があります。目安になりますね。

半分の700段付近から上を眺めます。まだまだ先は長いなー。
雲ひとつない青と、白のコントラストが良いですね。

1445段、登りましたー。ちょうど30分ってとこ。汗かいたー。
今日は朝から気温がぐんぐん上がり。もうTシャツ1枚です。

小丸山だそうです。
一般の観光客も、ここぐらいまでは来る場所。

気温が上がり、雪がシャーベット状態に。
こうなると、靴底に雪が固まり団子になります。重くなるし、歩きにくいんだよねー。

団子の雪と格闘しながら無心に登ります。
気づけば山頂があんな近くに。ちょっと細尾根になってるんで、注意して進みます。

山頂手前の結構な急斜面。
アイゼンに履き替えた方がいいかなー?でもあと少しだし‥なんて思いながら、結局チェーンスパイクだけで登頂しました。

赤薙山(2020m)到着。
ハイキング気分でしたが、実は標高差700m近く登ったんですね(階段が1/3ぐらい占めてましたが)
木々に囲まれて展望はイマイチ。

それでも、奥に女峰山を眺めることができました。
あそこまで縦走できるみたいですね。行くのは今年の夏かなー?

時間が早かったので、昼ご飯も食べずに下ってきました。
ここから下りの階段が始まるんですが‥。
みんな階段を使わず斜面を下ってますね。確かに楽しそうだ。俺も行ってみよう。

うひょー、急斜面の下り楽しーっ。
走る→転ぶ→滑る、を繰り返しながら、5分で駆け下ってきました。
見ると、ソリやスキー板を持ってきてる人もいました。俺のようにお尻で滑ってる人はいませんでした。おかげでびしょ濡れです。