2017 / 05 / 02 (午前) 360度のパノラマ

2017 / 05 / 02 (午後) 大隅半島の最高峰

2017 / 05 / 03 (午前) 徐福伝説ーっ

2017 / 05 / 03 (午後) あえて遠回りコース

2017 / 05 / 04 快晴のピクニック山

2017 / 05 / 05 (午前) ここは阿蘇外輪山の展望スポットでした

2017 / 05 / 05 (午後) 興奮するぜ、溶岩ドーム


  360度のパノラマ
 
日付 : 2017 / 05 / 02 ( 火 ) 午前
天気 : 
目的地 : 御岳(1182m)
標高差 : 400m
所在地 : 鹿児島県鹿屋市  GPSログ
コース : テレビ塔下登山口(6:07) → テレビ塔施設(6:24) → 八合目水場(6:50) → 九合目(6:58) → 御岳(7:05) → (往復) → 登山口(7:52)

今日は高隈山地の第二の高峰、御岳(権現岳)です。
テレビ塔下登山口に車を止め、林道終点まで200mの歩き(終点にも3台は停めれそうな雰囲気)

テレビ塔施設までは、コンクリートの階段で整備され歩きやすいですね。さくさく登れます。

テレビ塔の小ピークから一旦下り、正面に見える山頂へ向かいます。振り返ると、狭い尾根に建つテレビ塔。こんな場所に建設するのは大変そう。

8合目の水場で給水、よいしょよいしょと坂を登ると、思いのほか早く山頂に到着。

いやー、すばらしい。360度の展望。こりゃヤバイ。目の前に広がる高隈の山々。午後に登る予定の大箆柄岳も目の前に見えてます。なんか、たった1時間しか登ってないのに、妙に達成感があるのは、この景色のせいか?

通ってきた稜線道と、眼下に見える鳴之尾牧場、美しいーっ!東洋のアルプスと言われ、映画のロケ地にもなったそうです。


  大隅半島の最高峰
 
日付 : 2017 / 05 / 02 ( 火 ) 午後
天気 : 曇(山頂ガス)
目的地 : 大箆柄岳(1236m)
標高差 : 650m
所在地 : 鹿児島県垂水市・鹿屋市  GPSログ
コース : 駐車スペース(9:18) → 大箆柄岳登山口(9:23) → 七岳分岐(9:44) → 三合目(9:56) → 五合目(10:17) → 七合目(10:40) → 杖捨祠(10:55) → 九合目(11:03) → 大箆柄岳(11:11) → (往復) → 駐車スペース(12:38)

お次は、大箆柄岳。大隅半島のクライマックスといったところか。
登山口までは、垂桜集落から大野原林道を4km。未舗装路ですが普通車でOK。車高の低い車だと、腹を擦るかもです。
登山口には既に4台が駐車中。がんばればあと2台ぐらいは停められそうですが、200m手前に10台以上は停められそうな広場があったんで、無理せずそちらへ。

登山口から尾根に取り付くも、3合目まではずっとなだらかな道。快適だー。

五合目の露石展望所、いいですね。霞んでて展望はいまいちでしたが、気持ちいい場所。ちなみにここから先は、山頂まで展望ポイントはありません。

五合目手前の急坂も応えましたが、七合目手前の急坂はもっと辛い。黒土の滑りやすい斜面。ずるずる。ロープはあるものの、2回ぐらい尻餅をつきました。あーあ、泥だらけになっちゃった。

尾根に上がると急になだらかな道。ここから高隈ダム方向に分岐がありました。地図にもない道のようで、上級者用ですかねー。「読図が必要」みたいなことが書いてあります。

杖捨祠。
「この先は杖を捨ててもいいぐらい、なだらかな道になるぜー」というのが由来とか。なるほど。なだらかな稜線。こりゃあいい。山頂まで一気に進むぜー、と思いきや。山頂手前にそこそこの坂が。祠で杖を捨ててきた人は、後悔すると思います。

山頂はガスの中。七合目ぐらいからガスってたから、まぁ予想はできてたんですが。まったく展望がありません。さっきの御岳山頂みたいなの、見たかったなー。


  徐福伝説ーっ
 
日付 : 2017 / 05 / 03 ( 水 ) 午前
天気 : 
目的地 : 冠岳(516m)
標高差 : 250m
所在地 : 鹿児島県いちき串木野市・薩摩川内市  GPSログ
コース : 徐福像(6:06) → 阿弥陀堂(6:30) → 西岳(6:52) → 経塚(7:02) → 材木岳(7:11) → 煙草神社(7:28) → 徐福像(7:47)

今日は鹿児島の西側に移動しまして冠岳へ。
明け方、雨が降りました。これまでずっと好天が続いてただけに残念。
定番の徐福像前の公園駐車場に駐車し、ここから周回コースを行きます。雨は止んでるものの、景色はいまいち。今にも降りそうなので、傘でも持ってくか。

車道を歩いて西岳登山口方面へ。テクテク歩きます。途中、右側に上がる階段があり、阿弥陀堂へのショートカット道になってるようです。こりゃあいいと、取り付きます。

あっという間に阿弥陀堂へ。本には「吹上砂丘の展望が‥」と書いてましたが、森の中で何も見えません。近年、木が生い茂ったようですね。

西岳登山口まで一旦下りて、再び西岳目指して登ります。犬の散歩中のおじさんに挨拶。
途中、天狗岩にも寄り道。全体的に短距離コースなので、疲れませんね。

西岳山頂が、冠岳のピークとなります。山頂には西岳神社があり、ここからは吹上砂丘の展望、楽しめます。

そのまままっすぐ進み、経塚を経て材木岳まで縦走。といってもあっという間に着いちゃいます。
材木岳山頂からの眺めもグッド。行者堂と呼ばれるお堂があります。

煙草神社。立派な岩屋。人工的なものかな?煙草神社の付近にロープ場・鎖場がちょこっとあるものの、全体を通して坂道は階段で整備されてて、すごく歩きやすい登山道。登山というより観光地っぽい山でした。


  あえて遠回りコース
 
日付 : 2017 / 05 / 03 ( 水 ) 午後
天気 : 
目的地 : 紫尾山(1067m)
標高差 : 550m
所在地 : 鹿児島県出水市・さつま市  GPSログ
コース : 林道終点登山口(9:15) → 千尋ノ滝(9:20) → 尾根出合(9:46) → 定之段林道出合(10:09) → 上宮神社(10:15) → 車道出合(10:19) → 紫尾山(10:31) → 東尾根コース入口(10:44) → 石橋観音分岐(11:12) → 登山口(11:23)

冠岳から車で1時間。紫尾山です。
この山は山頂にテレビ塔がいっぱい建ってます。そして車道が山頂まで通じてます。なので歩かなくても登頂できるんですが、そこはあえて。登尾集落側からのアプローチです。

森林ふれあい林道を登っていくと、写真の森林体験学習舎(閉鎖中。廃墟になってます)から先は未舗装路。しかも結構荒れてます。
がんばれば普通車OK。でも、無理せずに学習舎の駐車場に停め500m歩くのが無難。
‥といいつつ、俺は林道終点まで車で行きました。行っちゃいました。路面がえぐれてるので、車高の高い車推奨。

さて、登山口から出発すると、すぐに東尾根コースとの分岐点。ガイド本によると東尾根は道がわかりにくいそうですが、なんか結構整備されてそうな雰囲気。行けそうなら帰りに使ってみようか?周回ルートの方が楽しいもんなー。

ダイナミックな千尋ノ滝を過ぎ、階段で滝の上に登ると野鳥観察小屋。ただの無人小屋で、中は真っ暗でした。
小屋の裏手から、急坂の階段が続きます。尾根出合まで、距離は短いですが結構登ります。まぁ階段になってるのでそんなにつらくもなく、順調に進めます。

ここからは普通の尾根コース。展望もないですが、つらくもなく、サクサク進めます。

定之段林道に出合い、5分で上宮神社。ここまで来れば山頂は目の前。

平坦な道を歩いていると、赤い鳥居が見え車道に飛び出します。ここから山頂までは、車道歩き。

山頂標はどこかなー?と探してたら、めっちゃ駐車場のそば。なんと不粋な。
テレビ塔に囲まれた場所で記念撮影。王貞治さんの直筆記念碑とかあります。
車で来た観光客に「歩いて登ってきたんですか!?」と驚かれました。
うーん、目の前を車で走られると、達成感がないなー。

帰りは東尾根コースで。踏み跡はほとんどないものの、きっちりマーキングはあります。ありがたいことです。おかげで迷うことなく順調に下山。
基本的には尾根伝いに下りていけばいいんですが、支尾根に分かれる所、南側が正解です。
ちなみにこの下り、石橋観音分岐までひたすら急な斜面が続きます。落ち葉が積もってて滑ります。登りで使うと大変だと思いますので注意。


  快晴のピクニック山
 
日付 : 2017 / 05 / 04 ( 木 )
天気 : 
目的地 : 小岱山(501m)
標高差 : 300m
所在地 : 熊本県荒尾市・玉名市  GPSログ
コース : 笹千里駐車場(7:05) → 丸山(7:32) → 観音岳(8:09) → 唐渡石(8:18) → 七峰台(8:39) → 荒尾展望台(8:44) → 筒ヶ岳(9:05) → 長助金比羅(9:25) → 観音岳(9:59) → 丸山(10:38) → 笹千里駐車場(11:03)

ゴールデンウィークも後半戦突入。連休中とあって、どこへ行っても大混雑ですね。
熊本へ移動し、小岱山です。
スタートは笹千里駐車場。登山口は大きな広場になってて、ベンチなんかも完備されてます。

登山口の時点ですでに主稜線の上。それもあってか、今日のルートは全体を通してなだらか。多少のアップダウンも階段が整備され、ファミリー登山にもってこいな山。
そして今日は天気が良い。この時期にしては空気の霞みもなく、遠くまで見渡せます。今回の遠征いちばんの好天。
出発してすぐ、ちょっと登ると289mピークからは正面に雲仙が。いやー、今日はほんとに天気が良い。

丸山展望所は周辺に椿が植えられてて、なんとも美しい。小屋が建っててベンチもあります。
登山目的じゃない人も、ここまで来てピクニックってのもアリ。

観音岳の手前、ウサギ岩と名付けられてます。
うーん、まぁウサギに見えなくはない‥かな?なんか、太ったウサギだなー。てゆうか、ミミがないからハムスター岩じゃないのか?

観音岳。広い草地になってて、ピクニックにちょうどいいですね。
実際、家族連れがお弁当を食べる姿も。

ここから西側に200m下ったところに、唐渡岩という名所が。結構急階段でしたがせっかくなので行ってきました。見える景色は観音岳からと同じですが、大岩の上に立って眺める景色は格別。

七峰台を通り過ぎしばらく歩くと荒尾展望台。市街地が良く見えます。きちんとした展望所になっててのんびりできます。風が涼しく気持ちが良いですね。

主峰・筒ヶ岳の山頂手前はちょっと急坂(階段)。がんばって登るとすばらしい展望が待ってます。いつも登ってる地元の人も、「今日は今年いちばんの好天だ」と言ってました。それはちょっと大袈裟だと思いますが、今日は素晴らしい山行日和。

せっかくなので山頂を過ぎ、先の長助金比羅のピークまで。ここからは北側の展望が。ぐるっと一周、有明海を眺めることができます。美しいなー。

個人的には筒ヶ岳の山頂より、観音岳の山頂の方が雰囲気好きですね。帰りにここで、のんびりしてきました。あー、小説とか持ってくればよかったなー。
こんな山が近所にあったらいいのに。毎日登っちゃう。


  阿蘇外輪山の展望スポットでした
 
日付 : 2017 / 05 / 05 ( 金 ) 午前
天気 : 
目的地 : 鞍岳(1118m)
標高差 : 600m
所在地 : 熊本県菊池市  GPSログ
コース : 伏石登山口(6:14) → 林道出合(6:29) → 女岳分岐(6:33) → 女岳(7:13) → 鞍岳(7:20) → 馬頭観音(7:36) → 林道出合(7:57) → 登山口(8:09)

今日も空気が澄んでるようです。こりゃ山頂からの展望が楽しみだなー。
メインルートの伏石登山口よりスタート。女岳分岐まで森の中をゆるやかに登ります。

さて、女岳分岐はどちらへ進むか。地図を見た感じでは、女岳コースの方が景色が良さそう。よっしょこっちだ。
尾根ルートの登りはしんどいものの、岩場で振り返れば雲仙岳が応援してくれます。
山頂で会った地元の方の話では、このルートがいちばんのオススメなんだそうです。

女岳山頂からは、阿蘇の外輪山と阿蘇五岳が目の前に。広々とした山頂にテンションも上がります。
南外輪山、俵山の風車がかっこいいぜー。

鞍岳山頂はすぐそこ。鞍部で森林コースと合流し、ひと登りで山頂。

まさに360度の展望。阿蘇・九重・雲仙に囲まれてます。うわー、ココ、最高じゃん。


久しぶりにパノラマ写真も載せとこう。九重・阿蘇山・雲仙が同時に楽しめるスポット。特に阿蘇の外輪山の稜線が美しいー(写真じゃ伝わりませんね‥)



帰路はパノラマコースか森林コースか迷いましたが、パノラマコースは名前の割に全然展望がないと聞き、森林コースをチョイス。
一旦、馬頭観音まで急斜面を下り、そこから森林コースへ入ります。

急坂を下り、やがて女岳分岐へ合流‥あれ?しない?
なんか、思ったのと道が違いますね。林道出合で、なんか微妙に違う場所に出ました。どうやら地図にはないルートがあるようです。途中まではちゃんと森林コースだったんだけどなー?特に分岐も気付かなかったけどなー?
まぁいいや、とにかく下山完了。


  興奮するぜ、溶岩ドーム
 
日付 : 2017 / 05 / 05 ( 金 ) 午後
天気 : 
目的地 : 八方ヶ岳(1052m)
標高差 : 600m
所在地 : 熊本県菊池市・山鹿市  GPSログ
コース : 恵良橋(9:10) → 矢谷橋登山口(9:15) → 穴川越(9:54) → 班蛇口分岐(10:24) → 八方ヶ岳(10:33) → 蟹足岳分岐(11:22) → 蟹足岳(11:36) → カニのハサミ岩(11:54) → 林道出合(12:12) → 矢谷橋登山口(12:30) → 恵良橋(12:34)

今回の遠征最後の山行。昨日に負けない好天となりました。
矢谷渓谷キャンプ場から八方ヶ岳林道へ入り、江良橋手前の道路脇に駐車。
歩いて矢谷橋登山口へ向かっていると‥あら?登山口まで車で上がれるんじゃん。登山口付近にいっぱい車が停まってます。
まぁたいして変わらないや。ともあれ、矢谷橋の登山口よりスタート。

沢沿いにぐんぐん登っていきます。途中には小さな滝なんかもあって、楽しめますね。

1時間弱で穴川越に到着。山鹿市と菊池市の市境に沿って尾根道を進み、山ノ神分岐を過ぎるとまもなく山頂。
危険箇所でもないのに、ずいぶん立派な手すりがついてるなー。こんな重いもの、設置するも大変だったろうに。

この山頂もまた、先ほどの鞍岳と同じく360度の展望。お隣同士の山なので見える風景は似てるけど、ちょっと阿蘇山が遠くなりましたね。その分、北側の多良岳がよく見えます。

この山頂、なんか小さな椅子がいっぱい転がってて、自由に好きな所に置いて休憩できるシステム。こりゃ画期的。便利。
この八方ヶ岳、滝・沢・岩場・ロープ・尾根歩きと、小スケールながら全てが揃ってる感じ。おまけに急登がなく、山頂の展望はすばらしい。これから登山を始めたい初心者にオススメしたい山。

帰りは山ノ神コースで周回。このルートの醍醐味は、迫力あるカニのハサミ岩を見るところ。楽しみです。
‥と、途中で地図にない分岐が。
「カニのハサミ岩へ」って、あれ?ハサミ岩って遠くから眺めるものじゃないの?近くまで行けるとは知らなかったなー。よーし、ならば。

標識に従い進むと、蟹足岳(819mピーク)へ。
さらに奥へ、カニのハサミ岩へ道が続いてますが、この道が曲者。非常にわかりづらいです。踏み跡も消え、マーキングも無くなり、迷います。

結局、GPSを頼りにハサミ岩へ登頂。いやー、参った参った。
これから登山を始めたい初心者は、こちらの分岐はオススメしません。
あとカニのハサミ岩の上、かなり危険でした。俺が座ってる岩、両側が切れ落ちてます。自信のない人は登らないように。

カニのハサミ岩から、八方ヶ岳を見上げます。
ここから見ると、岩壁に囲まれた山には見えないなー。

カニのハサミ岩から林道までの下山道は、ロープが張られ、迷わないようになってました。が、土は崩れるし、浮石多いし、登山道としては未熟。正規ルートじゃなく、誰かが最近開拓した道なのかなー?
なんとか無事に林道まで下りてきました。この林道は矢谷橋登山口から続いてる道。そのまま林道沿いに歩けば登山口に戻ります。
いやー、思わぬ分岐で疲れました。でも楽しかったなー。