2016 / 09 / 22 - 23 さぁ、北ア遠征のスタートだ

2016 / 09 / 24 憧れの西穂高

2016 / 09 / 25 - 29 アルプス銀座を練り歩く(前編)

2016 / 09 / 25 - 29 アルプス銀座を練り歩く(後編)


  さぁ、北ア遠征のスタートだ
 
日付 : 2016 / 09 / 22 - 23 ( 木祝 金 )
天気 : 1日目 : 曇のち雨
2日目 : 雨のち曇
目的地 : 抜戸岳(2812m)
笠ヶ岳(2897m)
標高差 : 1800m
所在地 : 岐阜県高山市  GPSログ
1日目 : 新穂高センター(5:51) → 左俣林道ゲート(6:01) → 笠新道登山口(6:41) → 杓子平(9:09) → 抜戸岳(10:26) → 抜戸岩(11:12) → 笠ヶ岳山荘(11:45)
笠ヶ岳山荘(13:42) → 笠ヶ岳(13:55) → 笠ヶ岳山荘(14:17)
2日目 : 笠ヶ岳山荘(6:33) → 抜戸岩(6:52) → 笠新道分岐(7:17) → 杓子平(8:03) → 笠新道登山口(10:06) → 登山者無料駐車場(11:21)
はい、毎年恒例となりつつある北アルプス遠征、今年は仕事の都合で夏休みがズレにズレ、こんな時期になっちゃいまいました。北アはちょうど紅葉シーズン。こりゃあ楽しい遠征になりそうだわい。そんなわけで、高速飛ばしてやってまいりました。
旅の最初は岐阜県の笠ヶ岳から。例のごとく、2500mを越えると高山病が出る俺の体を順応させるため、できるだけ荷物を軽くして挑みます。
この日はちょうど、台風16号の影響が残っての雨天。スタートからツイてない。どうなることやら?

新穂高の登山者用無料駐車場。雨天ながらシルバーウィーク、車が多いですねー。予報は終日雨。小雨ながらシトシトとよく降ります。レインウェアを着て、出発です。

新穂高センターで登山届を書いてると。なんか地元のテレビ局からインタビューを受けました。行楽シーズンが始まる時期、登山届を出す登山者の様子を取材しているそうです。
「登山中、危険な目にあったら、あなたはどうしますか?」とか聞かれました。あまり面白いこと言えなかったので、採用されたかどうかわかりませんが、いやー、緊張しました。
ちなみに岐阜県では登山届の提出が義務化されています。今年12月からは罰則(5万円以下の罰金)もあるとか。気をつけましょう。

気をとりなおして出発。左俣谷を見上げます。すごいガス。でも空は明るいですね。雨も弱まりほとんど降ってません。このまま晴れたりしてくれないかなー?

左俣林道のゲート。一般車はここまで。

最初の1時間は林道歩き。不安になるほど他の登山者に出会わない。みんなはドコへ?新穂高ロープウェイへ乗る人がほとんどなんですかねー?

笠新道の入り口(取り付き)に到着。水場があり補充できます。さぁ、ここから本番。笠新道に入ります。

笠新道は北アルプス3大急登の1つ。標高差1400m。確かに急登ですね。景色を楽しめれば疲れも忘れそうでうが、このガスじゃねぇ。

森の間から振り返ると。これは西穂のロープウェイ方面。うーん、微妙。

「ここは標高約2100mです。槍・穂高の眺めが一望できます」の看板。
なるほどー、ここから一望でき‥何も見えねぇよ!

杓子平へ。道が川のようになってますが。晴れてたら景色のいいお花畑なんだろうなー。抜戸岳への登りになると、またまた急登。浮石が多く歩きにくくなります。

稜線へ上がり、抜戸岳到着。雨・風が強くなってきました。嵐だー。

笠ヶ岳へ続く稜線。細尾根の箇所あり。

抜戸岩。今回あまり高山病の症状が出ず。調子いいなー。

笠ヶ岳山荘に到着。テン場からラストの10分、ちょっとキツかった。テン場の水は、雪渓のない時期は涸れてるとか。小屋からも遠いし、あまり便利じゃないですね。

居心地がいいベッドルーム。いいねー。
こんな天気だし、俺以外の客がなかなか来ない。一瞬貸し切りかと思ったけど、最終的に5人になりました。

山小屋でひと休み後、改めて山頂へ。のんびり歩いて15分。

山頂には祠。30m先に三角点と山頂標。

笠ヶ岳だから、傘を持ってるわけじゃありません。天気が良ければ、槍・穂高がドーンと見えるんだろうなー。今日は360度真っ白。

山小屋ご飯。品数が多く大満足。かなりレベル高いなー。
ちなみに宿泊者5人中、4人は自炊派。つまり、ご飯を頼んだのは俺1人。広い食堂で1人寂しく食べました。こんな体験も珍しい‥。

山小屋の自炊スペースって、隅っこの方に追いやられることが多いんですが。笠ヶ岳山荘は珍しく談話室のストーブ前で煮炊きが可能。この山小屋、いいなー。


  憧れの西穂高
 
日付 : 2016 / 09 / 24 ( 土 )
天気 : 
目的地 : 西穂高岳(2908m)
標高差 : 750m
所在地 : 長野県松本市・岐阜県高山市  GPSログ
コース : ロープウェイ西穂高口(7:12) → 西穂山荘(8:00) → 丸山(8:15) → 西穂独標(8:52) → ピラミッドピーク(9:14) → 西穂高岳(9:54)
西穂高岳(10:48) → ピラミッドピーク(11:24) → 西穂独標(11:40) → 丸山(12:16) → 西穂山荘(12:26) → 西穂高口(13:20)
今日は西穂高岳の日帰りピストン。鍋平の登山者用無料駐車場に駐車。ここからロープウェイ乗り場まで、片道20分かかります。ちょっと遠いけど、駐車料金をケチって歩きましょう。

ロープウェイしらかば平駅。この時期、始発は8:45なんですが、紅葉シーズン週末限定、登山者用早朝臨時便が7:00から動きます。みんな始発に乗るため並んでます。

往復2800円。さらに6kg以上のザックを持った人は、荷物券(200円)が必要です。俺のザックは、計測すると6.5kg。げげっ、水筒を空にしといて上の駅で汲めばよかったなー。

2階建てロープウェイは、日本でここだけらしいですよ。もちろん2階に乗車。たぶん見える景色に大差ないと思いますが‥。

ロープウェイ上昇中。昨日登った笠ヶ岳。ほー、こんな山容だったんですね。キレイじゃのー。

西穂高口に到着。始発前の臨時便に乗ったので、売店等はまだ開いてません。水を補充して、登山スタート。

5分ほど歩くと登山届出所が。西穂高口駅で登山届を出すと大混雑してるので、こちらで出す方がいいですね。

1時間ほどで西穂山荘。ここまで危険箇所はないですが、なかなかの登りでした。奥穂まで縦走される方は、ここをスタート地点にする人が多いらしいですね。テン場は少なめ。

西穂方面。雲が多いものの、なんとか青空も。いいぞー。

丸山。既に標高2452m。ロープウェイ登山は楽だなー。

山荘から1時間。独標に到着。やばい、なんかガスが出てきた模様。先を急がなくては。

独標を越えると、ちょっと難易度上がります。初心者は独標を目的地にして引き返す人も多いです。なかなかの高度感。よし、ヘルメット装着だ。

ピラミッドピーク(8峰)。後ろに見えてるのが山頂かな。
独標(11峰)から山頂までは、小ピークを登ったり下ったり。

山頂直下、最後の難所。今まで通った稜線、ギザギザですね。楽しい岩場。

登頂だー。結局なんだかガスってるけど。今日は時間があるから、ちょっと待ってみますか。

穂高方面。せっかく来たんだから、槍とかみたいなー。昼ご飯をのんびり食べて待機中。

待つこと1時間。ちょこっとだけ槍が見えてきました。今日はコレが限界かなー。
近い将来、あそこまで縦走してみたいもんです。


  アルプス銀座を練り歩く(前編)
 
日付 : 2016 / 09 / 25 - 29 ( 日 月 火 水 木 )
天気 : 1日目 : 晴
2日目 : 雨
3日目 : 晴
4日目 : 雨
5日目 : 雨
目的地 : 烏帽子岳(2628m)
野口五郎岳(2924m)
水晶岳(2977m)
ワリモ岳(2888m)
鷲羽岳(2924m)
三俣蓮華岳(2841m)
双六岳(2860m)
樅沢岳(2755m)
槍ヶ岳(3180m)
西岳(2758m)
燕岳(2763m)
標高差 : 1950m
所在地 : 富山県富山市・岐阜県高山市・長野県松本市・大町市
1日目 : 高瀬ダム(6:39) → ブナ立尾根取付(7:05) → 三角点(9:03) → 烏帽子小屋(10:12) → ニセ烏帽子岳(10:34) → 烏帽子岳(10:58) → 烏帽子小屋(11:53) → 稜線ルート分岐(13:10) → 野口五郎小屋(14:11)
野口五郎小屋(14:34) → 野口五郎岳(14:46) → 野口五郎小屋(15:09)
2日目 : 野口五郎小屋(6:15) → 野口五郎岳(6:28) → 真砂分岐(6:57) → 東沢乗越(7:54) → 水晶小屋(8:37) → 水晶岳(9:08) → 水晶小屋(9:48) → ワリモ北分岐(10:18) → ワリモ岳(10:41) → 鷲羽岳(11:17) → 三俣山荘(12:12)
3日目 : 三俣山荘(5:52) → 三俣蓮華岳(6:41) → 中道ルート分岐(7:23) → 双六岳(7:41) → 双六小屋(8:31) → 樅沢岳(9:04) → 硫黄乗越(9:46) → 左俣乗越(10:23) → 千丈乗越(11:15) → 槍ヶ岳山荘(12:03)
槍ヶ岳山荘(12:16) → 槍ヶ岳(12:34) → 槍ヶ岳山荘(13:15)
4日目 : 槍ヶ岳山荘(5:57) → ヒュッテ大槍(6:29) → 水俣乗越(7:28) → ヒュッテ西岳(8:22) → 西岳(8:36) → 赤岩岳(9:19) → ビックリ平(9:59) → 大天井ヒュッテ(10:23)
5日目 : 大天井ヒュッテ(5:54) → 喜作レリーフ(6:32) → 大下りの頭(7:25) → 燕山荘(8:03) → 燕岳(8:27) → 燕山荘(8:46) → 合戦沢の頭(9:05) → 合戦小屋(9:14) → 富士見ベンチ(9:28) → 第二ベンチ(10:05) → 中房温泉(10:40)
GPSログ : 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 全体

遅れましたが、今年の北ア遠征の目的を発表します。「剱・立山」「裏銀座縦走」「大キレット」の3本立て。
そのうちの1つ、裏銀座縦走に取り掛かりたいと思います。なんか天気がイマイチなのがちょっとねー。ほんとはテン泊で縦走したいんですが、天気がねー。そんなこともあり、今回は小屋泊縦走に切り替え。では、いってきます。

<1日目>
裏銀座のスタート地点となる高瀬ダムまでは、公共の交通機関はありません。なので信濃大町駅からタクシーを利用(車はタクシー会社が無料で預かってくれます。便利なサービスですね)
少しでも交通費を節約しようと、駅で相乗り登山者を探したんですが見つからず。結局1人ぼっちです。
七倉温泉〜高瀬ダム間は相乗りする人が見つかったため、若干安くなりました。それでも合計7200円。ひーっ、宿に一泊できるわー。
ちなみに七倉のゲートは6:30に開きました(時期により変動します。要確認)

ダムを出発すると、いきなり長いトンネルです。いちおう電気はついてるけど、中に入ると真っ暗。これ、夜だったら怖いだろうなー。

トンネル抜けると今度は吊橋。不動沢を渡ります。まだ始まったばかりなのに、大冒険感が出ますねー。

濁沢キャンプ場。ここに前泊するって手もアリ。1人は不安な雰囲気ですが‥。届け出先は、烏帽子小屋か高瀬館になるそうです。水場はあるのかな?確認し忘れました。

濁沢を渡渉。結構な急流ですが。
なんでも丸太橋があったそうですが、9/18に流されたそうです。水量多い日は要注意。ひと苦労しました。

やっと裏銀座のスタート地点に到着。さー、始まります。行っくぞー!
ここが最後の水場。いっぱい汲んでおきましょう。

と、いきなりの急登。こちら、ブナ立尾根は北アルプス3大急登の1つです。ひーひーっ。
登山道には番号の書かれた小さな道標が設置されてて目安になります。ちなみに登山口が12番、中休みが8番、三角点が4番、烏帽子小屋が0番です。

稜線まで、まだまだ遠いなー。それにしても天気がいい。今回の遠征で、初めての快晴。汗びっしょりになって登ります。日焼け止め、やっと使うことができました。

タヌキ岩だそうです。どの辺がタヌキかわかりませんが、休憩するにはいい場所。

烏帽子方面の稜線。後立山方面に縦走するのも楽しそうだなー。

烏帽子小屋到着。時間次第ではここに宿泊も考えたけど、まだ午前中。どんどん進みましょう。小屋の前からは、どーんと赤牛岳。壮観だなー。

とりあえず烏帽子岳を目指します。ここから見えるのはニセ烏帽子。本物は奥に潜んでます。

ニセ烏帽子に登ると、ホンモノ烏帽子が。おー、尖ってますね。

烏帽子岳のクサリ場。それほど難所ではないものの、荷物はデポしてくればよかったなー。

着いたー。雲の向こうに剱・立山が見え隠れ。

振り向いて紅葉の山々。やっと北アルプスに来た実感が出てきましたねー。
この縦走路を今から歩きます。すばらしい景色、堪能します。

去年歩いた表銀座とは対照的に、裏銀座は人が少ない。こんなに素晴らしい縦走路なのにねー。両側を美しい山々に囲まれ、まさに北アルプスの真ん中を歩いてる実感。

おっ、槍ヶ岳もお目見え。あそこに登る日も、晴れてほしいもんだ。

今夜のお宿、野口五郎小屋に到着。
北アルプス最深部にある野口五郎小屋、実は今日が今シーズン最後の営業日(だから裏銀座縦走を遠征序盤に持ってきたんですが)10月になると雪も降りだすため、早めの小屋閉め。食べ物がないため、今日は素泊まり客のみを受け付けてます。

小屋閉め作業が進んでますね。稜線の小屋は強風対策が大変そう。
今シーズン最後のお客さんは、俺を含めて5人。従業員も3人を残して既に下山させたそうです。

小屋から歩いて10分の野口五郎岳へ。風が強いぜー!

夜になって。自炊スペースは既に閉じられてるため、玄関で煮炊き。この体験も貴重か?
最終日で在庫処分を兼ねてか、オーナーの好意でビールやおつまみが無料開放。やったー。ありがたく頂戴します。
野口五郎小屋は、すごく歴史のある小屋。アットホームな雰囲気、この古さが堪らんですなー。

<2日目>
今日は予報通りの雨。でも比較的ガスもなく、見通しは良い感じ。引き続き縦走スタート。
朝から野口五郎岳へ再登頂。あいかわらず風が強いなー。

水晶方面へ。この稜線、細尾根もあって足元注意です。

雨が降ったり止んだり。レインウェアも着たり脱いだり忙しい。

水晶岳への登り。ハシゴ場もあり楽しめます。

水晶岳登ったぞー。真っ白だぞー。こりゃリベンジ要。いつか、ここを含め読売新道を黒部湖まで縦走するってのもいいなー。

水晶小屋まで戻り、縦走路へ戻ります。天気が良ければ雲ノ平へ行く計画も密かにあったんですが。ここは予定通りワリモ方面へ。
今日はやけに雷鳥を見かけるなー。まぁ天気が悪い日の方が多いって話も聞きますしねー。

ワリモ山頂へ寄り道。雨が強くなりひと苦労。

鷲羽岳で鷲のポーズ。写真じゃ伝わりませんが、雨と風がものすごいです。強風時は稜線コースではなく黒部源流を通る下道がオススメかも。

鷲羽からの下り。急坂。6時間しか歩いてないけど、すごく疲れました。やっぱ天気は重要。今日の宿、三俣小屋が見えました。なんかオシャレな小屋だなー。

小屋の中もオシャレ。食堂がカフェになってます。写真は乾燥室と兼用の自炊スペース。人が多く賑やかでした。


  アルプス銀座を練り歩く(後編)
 
長くなったので分けました。前編はコチラ

<3日目>
槍ヶ岳と朝焼け。よーし、いい天気だ。今日はあそこまで行くのが目標。
昨夜は星も見えましたよー。

昨日登った鷲羽岳。こっちから見ると存在感がありますなー。せっかくなら今日みたいな日に登りたかった。寄り道するにはちょっと遠いか?

まずは三俣蓮華岳へ。富山県・岐阜県・長野県の3県境です。朝日が眩しいぜー。ちなみにバックは黒部五郎岳。ここから見る薬師岳も素晴らしい。今日も暑くなりそうだぜー。

遠征初日に登った笠ヶ岳方面。おおー、かっこいいじゃん。

稜線歩いて双六岳へ。山頂は広く、槍・穂高の眺めが美しいです。いい山だー。

大きくカーブしながら槍ヶ岳を目指します。昨日まで歩いてきた裏銀座の稜線が遠く見えます。こんなに歩いたかー。水晶岳(別名 黒岳)は、特別黒く見えますね。

双六小屋と、双六岳に続く稜線。小屋が大きくて立派だなー。テン場も広くて気持ちよさそう。ここに宿泊するのもいいなー。

樅沢岳。さぁ、いよいよ西鎌尾根に入っていきます。

西鎌尾根から続く、槍が岳への道。なかなか険しそう。
でも思ったほどの危険箇所もなく。ただ距離が長い。行けども行けども槍ヶ岳は遠い‥。

うへー、しんどい登り。こりゃキツイわ。ストック登場。まぁ時間の余裕はあるんで、ぼちぼち登ります。

もう少し。ラストスパート。ぜいぜい。

よっしゃー、去年も宿泊した槍ヶ岳山荘に到着。去年は大雨だったなー。懐かしい。

槍ヶ岳を見上げる。今年ははっきり山頂が見えます。さぁ登ってやるぜ。その前に部屋に荷物を置いてこよう。

荷物を置いてひと休み後、アタック開始。岩が濡れてないんで登りやすい。

山頂直下のハシゴ。ここを登れば、絶景が待ってます。

着いたーぃ。午後になってちょっとガスが出てきたものの、見える見える。絶景が見える。やったぞー!
ちょうど山頂で休んでる時、北鎌尾根から若者が上がってきました。すげーなー。俺もいつか‥いつになるやら?

<4日目>
はい、また雨です。まったく‥この天気だけは。
裏銀座を縦走し槍ヶ岳までやってきました。これからどっちへ行こうかと考えてたんですが。穂高へ行くには天気がイマイチ。といわけで、表銀座へ縦走することにしました。東鎌尾根方面へ進みます。

かぶり岩。こりゃ雨宿りにいい場所。雨、止まないかなー?

東鎌尾根。西鎌より険しいですね。滑落注意箇所も多く、慎重に進みます。

長ーいハシゴ。こりゃ高度感があります。滑らないように気をつけて。

細尾根。もうすぐ西岳ヒュッテへの登り返し。これが結構ハードだったりします。

ヒュッテをパスして西岳へ寄り道。晴れてたらすごく景色が良い場所らしいですよ。ここから見る北鎌尾根、迫力があるんだろうなー。

進路を北へ。稜線を進みます。危険箇所も少なくなり、なんかだんだん表銀座っぽい雰囲気になってきたかな。

ビックリ平とは。このネーミング‥。
晴れてれば360度の展望ポイントらしいです。

大天井ヒュッテに到着。まだ10:30ですが、雨も激しくなってきたんでここでストップ。基本、雨天時は午前中しか動かないようにしてます。軟弱者なので。
今日は台湾からの団体客がいっぱい。国際色豊かな夜となりました。
この団体さん、これからの予定を聞くと、槍 → 穂高 → 涸沢 ですって。この天候で大キレットか、頑張るなー。

<5日目>
縦走最終日も雨。これだけ降ってたら景色もないなー。大天井岳はパス。喜作新道を通って燕へ向かいます。

喜作新道、なかなか険しいじゃないか。
小林喜作さんが100年前(1920年)に開拓した道で、北アルプスの中でも歴史ある道の一つなんだそうです。上高地に定期バスが運行されるまでは、中房から喜作新道を通るルートが、槍ヶ岳メイン登頂ルートだったとか。
‥って、槍ヶ岳山荘で会った山岳ガイドさんが言ってましたー。

クサリ場もあります。雨で滑ります。滑落注意。

去年も通った表銀座の稜線コース。去年と違い天気悪ーっ。太陽の下、のんびり歩きたいなー。こうして見ると、表銀座コースはアップダウンがなく楽ちんコース。

雷鳥の大群だー。なんか20羽ぐらい固まってました。一斉に逃げ回る雷鳥たち。
今まで何度も見かけた雷鳥ですが、初めて鳴き声を聞きました。なんか、「ぐああぁぁー」って、あんまり可愛い感じではなかったですね。

あー、こんな場所、去年通った気がする。風よけになるなー。ここで昼ご飯を頂こう。

燕山荘にやってきました。あいかわらずオシャレな建物。山ガールに大人気のオリジナルTシャツ、お土産に買っていこうかなー?

せっかくなので、大好きな燕岳へ寄り道。イルカさんもびしょ濡れで寂しそうですね。

燕山頂。寒さでデジカメのバッテリーが死んでしまったので、スマホで自撮り。辺りは真っ白です。

中房へ下山開始。合戦尾根をぐんぐん下ります。

さすがにこの天気だと、合戦小屋のスイカ娘もいないですね。あったかいコーヒーとか飲みたいなー。

さすが北アルプスの人気コース。山ガールがどんどん上がっていきます。明日は晴れの予報だし、週末が近いからかな。

無事、中房温泉へ下山。いちばん早いバスが12:35発。うーん、1時間半待ちかー。温泉入りたいけど、着替えがないなー。車に戻るまで我慢。この後、雨が止んでくれたおかげで移動が楽でした。
 中房温泉 → 穂高駅 定期バス 1700円
 穂高駅 → 信濃大町駅 JR 370円