日付 : | 2016 / 09 / 25 - 29 ( 日 月 火 水 木 ) |
天気 : | 1日目 : 晴 2日目 : 雨 3日目 : 晴 4日目 : 雨 5日目 : 雨 |
目的地 : | 烏帽子岳(2628m) 野口五郎岳(2924m) 水晶岳(2977m) ワリモ岳(2888m) 鷲羽岳(2924m) 三俣蓮華岳(2841m) 双六岳(2860m) 樅沢岳(2755m) 槍ヶ岳(3180m) 西岳(2758m) 燕岳(2763m) |
標高差 : | 1950m |
所在地 : | 富山県富山市・岐阜県高山市・長野県松本市・大町市 |
1日目 : | 高瀬ダム(6:39) → ブナ立尾根取付(7:05) → 三角点(9:03) → 烏帽子小屋(10:12) → ニセ烏帽子岳(10:34) → 烏帽子岳(10:58) → 烏帽子小屋(11:53) → 稜線ルート分岐(13:10) → 野口五郎小屋(14:11) 野口五郎小屋(14:34) → 野口五郎岳(14:46) → 野口五郎小屋(15:09) |
2日目 : | 野口五郎小屋(6:15) → 野口五郎岳(6:28) → 真砂分岐(6:57) → 東沢乗越(7:54) → 水晶小屋(8:37) → 水晶岳(9:08) → 水晶小屋(9:48) → ワリモ北分岐(10:18) → ワリモ岳(10:41) → 鷲羽岳(11:17) → 三俣山荘(12:12) |
3日目 : | 三俣山荘(5:52) → 三俣蓮華岳(6:41) → 中道ルート分岐(7:23) → 双六岳(7:41) → 双六小屋(8:31) → 樅沢岳(9:04) → 硫黄乗越(9:46) → 左俣乗越(10:23) → 千丈乗越(11:15) → 槍ヶ岳山荘(12:03) 槍ヶ岳山荘(12:16) → 槍ヶ岳(12:34) → 槍ヶ岳山荘(13:15) |
4日目 : | 槍ヶ岳山荘(5:57) → ヒュッテ大槍(6:29) → 水俣乗越(7:28) → ヒュッテ西岳(8:22) → 西岳(8:36) → 赤岩岳(9:19) → ビックリ平(9:59) → 大天井ヒュッテ(10:23) |
5日目 : | 大天井ヒュッテ(5:54) → 喜作レリーフ(6:32) → 大下りの頭(7:25) → 燕山荘(8:03) → 燕岳(8:27) → 燕山荘(8:46) → 合戦沢の頭(9:05) → 合戦小屋(9:14) → 富士見ベンチ(9:28) → 第二ベンチ(10:05) → 中房温泉(10:40) |
GPSログ : | 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 全体 |
遅れましたが、今年の北ア遠征の目的を発表します。「剱・立山」「裏銀座縦走」「大キレット」の3本立て。 そのうちの1つ、裏銀座縦走に取り掛かりたいと思います。なんか天気がイマイチなのがちょっとねー。ほんとはテン泊で縦走したいんですが、天気がねー。そんなこともあり、今回は小屋泊縦走に切り替え。では、いってきます。
<1日目>
裏銀座のスタート地点となる高瀬ダムまでは、公共の交通機関はありません。なので信濃大町駅からタクシーを利用(車はタクシー会社が無料で預かってくれます。便利なサービスですね) 少しでも交通費を節約しようと、駅で相乗り登山者を探したんですが見つからず。結局1人ぼっちです。 七倉温泉〜高瀬ダム間は相乗りする人が見つかったため、若干安くなりました。それでも合計7200円。ひーっ、宿に一泊できるわー。 ちなみに七倉のゲートは6:30に開きました(時期により変動します。要確認)
ダムを出発すると、いきなり長いトンネルです。いちおう電気はついてるけど、中に入ると真っ暗。これ、夜だったら怖いだろうなー。
トンネル抜けると今度は吊橋。不動沢を渡ります。まだ始まったばかりなのに、大冒険感が出ますねー。
濁沢キャンプ場。ここに前泊するって手もアリ。1人は不安な雰囲気ですが‥。届け出先は、烏帽子小屋か高瀬館になるそうです。水場はあるのかな?確認し忘れました。
濁沢を渡渉。結構な急流ですが。 なんでも丸太橋があったそうですが、9/18に流されたそうです。水量多い日は要注意。ひと苦労しました。
やっと裏銀座のスタート地点に到着。さー、始まります。行っくぞー! ここが最後の水場。いっぱい汲んでおきましょう。
と、いきなりの急登。こちら、ブナ立尾根は北アルプス3大急登の1つです。ひーひーっ。 登山道には番号の書かれた小さな道標が設置されてて目安になります。ちなみに登山口が12番、中休みが8番、三角点が4番、烏帽子小屋が0番です。
稜線まで、まだまだ遠いなー。それにしても天気がいい。今回の遠征で、初めての快晴。汗びっしょりになって登ります。日焼け止め、やっと使うことができました。
タヌキ岩だそうです。どの辺がタヌキかわかりませんが、休憩するにはいい場所。
烏帽子方面の稜線。後立山方面に縦走するのも楽しそうだなー。
烏帽子小屋到着。時間次第ではここに宿泊も考えたけど、まだ午前中。どんどん進みましょう。小屋の前からは、どーんと赤牛岳。壮観だなー。
とりあえず烏帽子岳を目指します。ここから見えるのはニセ烏帽子。本物は奥に潜んでます。
ニセ烏帽子に登ると、ホンモノ烏帽子が。おー、尖ってますね。
烏帽子岳のクサリ場。それほど難所ではないものの、荷物はデポしてくればよかったなー。
着いたー。雲の向こうに剱・立山が見え隠れ。
振り向いて紅葉の山々。やっと北アルプスに来た実感が出てきましたねー。 この縦走路を今から歩きます。すばらしい景色、堪能します。
去年歩いた表銀座とは対照的に、裏銀座は人が少ない。こんなに素晴らしい縦走路なのにねー。両側を美しい山々に囲まれ、まさに北アルプスの真ん中を歩いてる実感。
おっ、槍ヶ岳もお目見え。あそこに登る日も、晴れてほしいもんだ。
今夜のお宿、野口五郎小屋に到着。 北アルプス最深部にある野口五郎小屋、実は今日が今シーズン最後の営業日(だから裏銀座縦走を遠征序盤に持ってきたんですが)10月になると雪も降りだすため、早めの小屋閉め。食べ物がないため、今日は素泊まり客のみを受け付けてます。
小屋閉め作業が進んでますね。稜線の小屋は強風対策が大変そう。 今シーズン最後のお客さんは、俺を含めて5人。従業員も3人を残して既に下山させたそうです。
小屋から歩いて10分の野口五郎岳へ。風が強いぜー!
夜になって。自炊スペースは既に閉じられてるため、玄関で煮炊き。この体験も貴重か? 最終日で在庫処分を兼ねてか、オーナーの好意でビールやおつまみが無料開放。やったー。ありがたく頂戴します。 野口五郎小屋は、すごく歴史のある小屋。アットホームな雰囲気、この古さが堪らんですなー。
<2日目>
今日は予報通りの雨。でも比較的ガスもなく、見通しは良い感じ。引き続き縦走スタート。 朝から野口五郎岳へ再登頂。あいかわらず風が強いなー。
水晶方面へ。この稜線、細尾根もあって足元注意です。
雨が降ったり止んだり。レインウェアも着たり脱いだり忙しい。
水晶岳への登り。ハシゴ場もあり楽しめます。
水晶岳登ったぞー。真っ白だぞー。こりゃリベンジ要。いつか、ここを含め読売新道を黒部湖まで縦走するってのもいいなー。
水晶小屋まで戻り、縦走路へ戻ります。天気が良ければ雲ノ平へ行く計画も密かにあったんですが。ここは予定通りワリモ方面へ。 今日はやけに雷鳥を見かけるなー。まぁ天気が悪い日の方が多いって話も聞きますしねー。
ワリモ山頂へ寄り道。雨が強くなりひと苦労。
鷲羽岳で鷲のポーズ。写真じゃ伝わりませんが、雨と風がものすごいです。強風時は稜線コースではなく黒部源流を通る下道がオススメかも。
鷲羽からの下り。急坂。6時間しか歩いてないけど、すごく疲れました。やっぱ天気は重要。今日の宿、三俣小屋が見えました。なんかオシャレな小屋だなー。
小屋の中もオシャレ。食堂がカフェになってます。写真は乾燥室と兼用の自炊スペース。人が多く賑やかでした。
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