山行記録

2013年  その5
初夏の三俣山


2013 / 07 / 20 ヤブコギ万年山

2013 / 08 / 04 雨の由布岳

2013 / 08 / 12 - 13 初アルプス

2013 / 08 / 14 甲斐駒は日本百景です

2013 / 08 / 15 南アルプスの入門山

2013 / 09 / 06 九重10座!


  ヤブコギ万年山
 
日付 : 2013 / 07 / 20
天気 : 
目的地 : 万年山(1140m)
標高差 : 600m
所在地 : 大分県玖珠郡玖珠町
メンバー : 1人
コース : 黒猪鹿登山口(9:19) → おしがおの台(10:22) → 万年山(10:54) → カラ谷コース登山口(11:44) → 黒猪鹿登山口(12:20)
今日は玖珠町。吉武台牧場から登るコースがメインっぽいですが、面白そうな黒猪鹿集落から入山。九州自然歩道に沿って登っていきます。…が、この九州自然歩道、舗装路なんですね。車が通れそうな広い道。
おしがおの台を越えると、本格的に登山道。最後の30分だけ、山登りしたって感じ(笑)
そして山頂手前の200m、なぜココだけこんなに、ってほどにササが茂ってます。肩まであるササの中をヤブコギ。いやはや、疲れました。山頂は広く、景色もいい感じ。目の前に涌蓋山がドーン。
同じ道を往復しようと思ってたんですが、「カラ谷コース」と書かれた看板を発見。地図にはない道ですが、行ってみました。うーむ、実にマイナー道。町道までの最短コースみたいです。…が、案の定ヤブコギ祭りでした。疲れました。

整備された登山道。

上万年を見上げる。

唯一の急斜面。もう一息。

登山道が見えないっ。

登頂。久住が見えます。

ベンチでまったり。

  雨の由布岳
 
日付 : 2013 / 08 / 04
天気 : 曇のち雨
目的地 : 由布山
東峰(1583m)
標高差 : 750m
所在地 : 大分県由布市
メンバー : 1人
コース : 正面登山口(7:53) → 東峰(9:39) → 正面登山口(10:53)
最近、海ばっか行ってたんで、山は久しぶりです。天気予報は雨。登山口もパラパラと小雨が降ってます。いつもなら引き返すところですが、また1週間お預けなのはガマンできないっ。雨天決行じゃー。
こんな天気だというのに、結構登山者が多いですね。10組以上にすれ違いました。みんな、山好きじゃのー。
東峰へ到着と同時に雨も本降りに。ガスも濃くなり何も見えません。ここまでか、というわけで西峰は諦め帰路につきました。びっしょ濡れ。

微妙に青空。

湯布院の街並み。

東峰。降りだした…。

  初アルプス
 
日付 : 2013 / 08 / 12 〜 13
天気 : 1日目:晴
2日目:晴
目的地 : 北岳(3193m)
間ノ岳(3189m)
標高差 : 1700m
所在地 : 静岡県 : 静岡市葵区
山梨県 : 南アルプス市・南巨摩郡早川町
メンバー : 1人
コース : 1日目 : 広河原(6:03) → 白根御池小屋(7:42) → 大樺沢二俣(8:00) → 北岳肩ノ小屋(10:19) → 北岳(11:10) → 北岳山荘(12:39)
2日目 : 北岳山荘(5:34) → 中白根山(5:59) → 間ノ岳(6:48) → 北岳山荘(8:03) → 八本歯のコル(9:03) → 大樺沢 → 広河原(11:49)
さぁ、今年の夏休みは憧れの南アルプスです。昨年同様、10日に大分を出発、高速飛ばしてやってまいりました。
まずは日本第二の高峰、北岳。登山口はメインルートとなる広河原から。南アルプス林道は、マイカー規制が行われているため、芦安の市営駐車場(無料!)から、乗合タクシーに乗り込みます。

ちなみに2013年現在、芦安 - 広河原の公共交通機関は、市営バスまたは乗合タクシーとなります。料金は同じ(片道1100円)ですが、タクシーの方が始発が早いです(バスの始発は5:30、タクシーは5:10。夜叉神峠のゲートが、5:30にならないと開かないため、タクシーもこれ以上は早くなりません)移動に1時間ほどかかるため、最速でも登山口に到着するのは6:00前後ってことですね。で、最終便は15:30。つまり、日帰り登山の場合は制限時間9時間半となります。

そんな理由があって、始発に乗って広河原へ。到着したら、すぐに入山。最終に乗り遅れたらアウトですからねー。超ハードスケジュール。
白根御池小屋経由の右俣コース、小太郎尾根分岐から先の眺めは圧巻です。素晴らしいなー。ほんと、来た甲斐がありました。肩ノ小屋まで4時間。なかなかのペース。…と思ってたら、案の定出てきました、高山病。頭が痛い。いっきにペースダウン。じっとしてると何ともないんですがね、体を動かすと辛い。それでもどうにか山頂到着。のんびり昼飯をいただきます。
せっかく登ったのに、もう下るのは勿体ないなー、と思ってたら、なんと山頂付近の山小屋、空きがあるみたいです。お盆だから満室だろうと決め付けて確認さえしてなかったんですが、嬉しい誤算。そういうことなら予定変更。1泊して、明日は隣の間ノ岳まで縦走しよう。それでも明日の最終には余裕で間に合います。
お世話になったのは、北岳山荘。北岳・中白根山の鞍部、標高2900mの山小屋。2食付き7900円。なんといっても景色最高の立地です。これぞアルプス!って感じ。最高だーっ!
全国から集まった山男たちと語りながら、夜は更けます。山小屋にしては豪華な夕飯。広々な寝床。快適だなー。そして夜は満天の星空です。空が近い。流れ星、流れまくり。すげーなー。ずっと見てたいけど、寒いですなー。日帰りの予定だったんで、装備が軽装なんです。ダウンジャケット、車に置いてきちゃった。…よし、星は充分見たし、布団にくるまって寝よう。

翌朝。ご来光を眺めた後、のんびり朝食を食べ出発。朝からご飯2杯も食べて苦しいです。まずは間ノ岳の往復。ちなみに間ノ岳は、標高で日本第4位となります(微妙ですね)ずっと稜線に沿って歩くので、楽ちんです。…が、あいかわらず山頂手前で高山病。3000m越えると悪いみたいですなー。
間ノ岳山頂の写真で一緒に写ってるのは、山小屋で仲良くなった大阪の方。農鳥岳を経由し、奈良田方面へ下山するとのことで、ここでお別れ。また来年、会いましょう。会えるかな?
山小屋まで戻り、いよいよ下山の時。いやー、この景色を眺めてたら、ほんと下山したくなくなります。この稜線は芸術ですなー。写真バシバシ撮りまくりです。
今度は大樺沢コース。八本歯のコルから、急坂を下っていきます。沢には雪渓。見た目は雪っぽくて柔らかそうですが、ほぼ氷です。上に乗ってもびくともしませんねー。
こんな感じで始まった夏休み遠征。まだ続きます。

登山口から北岳を見上げる。
大樺沢の雪渓がキレイ。

最初の1時間は急登。
試練ですなー。汗だく。

小太郎尾根分岐から仙丈。
この稜線からの眺めは最高。

肩ノ小屋到着。
雨水を溜めるドラム缶だらけ。

山頂までもうひと頑張り。
高山病で頭が痛い。

北岳山頂。
日本で二番目に高い場所。

北岳からの眺め。
間ノ岳・農鳥岳と続く縦走路。

山小屋まで下ってきました。
お世話になった北岳山荘。

山小屋から見た北岳。
男らしい山容。

今日の寝床。1人につき1畳分の
スペース。広々ですな。

今日の夕飯。ご飯とみそ汁は
おかわり自由。やったー。

夕暮れの中央アルプス。
…雲が多くてよくわからない。

早朝。雲海に浮かぶ富士山。

中白根山から、富士山と間ノ岳。

間ノ岳山頂。

山小屋があんなに小さく。
うーん、下りたくないよー。

八本歯のコルから。
こっちのコースは険しそう。

大樺沢の雪渓。
滑り降りたら楽そうだなー。

  甲斐駒は日本百景です
 
日付 : 2013 / 08 / 14
天気 : 
目的地 : 駒津峰(2740m)
双児山(2649m)
甲斐駒ヶ岳(2967m)
標高差 : 1000m
所在地 : 山梨県北杜市、長野県伊那市
メンバー : 1人
コース : 北沢峠(7:03) → 北沢駒仙小屋(7:13) → 仙水小屋(7:35) → 仙水峠(8:02) → 駒津峰(9:12) → (直登コース) → 甲斐駒ヶ岳(10:08) → (巻き道コース) → 駒津峰(11:19) → 双児山(11:57) → 北沢峠(12:43)
遠征3日目。今日は甲斐駒。山頂付近が真っ白な花崗岩から成る、美しい山です。
昨日と同様、始発に乗って広河原へ。そこからバスを乗り換えさらに30分、北沢峠へ向かいます。ここが登山口。登りコースはせっかくなんで、仙水峠コースでスタート。駒津峰までの登りは試練です。高山病とも闘いながら、ひーひー言って登ります。でも、景色はサイコーだなー。ちなみに、仙水小屋の付近は熊に注意だそうです。単独行の場合、鈴を持ってた方が良いみたいですよ。
六方石を過ぎたところで、直登コースと巻き道コースの分岐があります。事前に見た資料では、直登は上級者用ってなってましたが、けっこう初心者っぽい装備の人も登ってます。こりゃ俺でも大丈夫そうだな、ってことで挑戦してみました。確かにハードですが、三点支持さえしっかりすれば大丈夫。山頂付近、足場がザレてますんで注意です。
帰路はトラバースルートから。こちらもザレていて滑ります。要注意。双児山経由のコースは稜線歩き。展望も良く気持ちいいですね。最終バスより1本早い、13時半のバスに間に合うように登山口まで戻ってきました。

駒仙小屋周辺のテン場。
カラフルー。楽しそー。

仙水峠から見る山頂と
摩利支天。鋭角的な姿。

振り返ると北岳。
あの稜線、美しかったなー。

直登ルート。滑落注意!

登ったぞー。

こちらは双児山(2649m)。

  南アルプスの入門山
 
日付 : 2013 / 08 / 15
天気 : 晴時々曇
目的地 : 小仙丈ヶ岳(2855m)
仙丈ヶ岳(3033m)
標高差 : 1000m
所在地 : 山梨県南アルプス市・長野県伊那市
メンバー : 1人
コース : 北沢峠(7:09) → 大滝ノ頭 → 小仙丈ヶ岳(8:59) → 仙丈ヶ岳(9:49) → 仙丈小屋(10:26) → 馬の背ヒュッテ(10:52) → 大平山荘(12:12) → 北沢峠(12:25)
遠征最終目。さすがに4日目になると足がパンパンですね。今日の午後ぐらいから天気が下り坂な予報。先手必勝、がんばるぞー。
仙丈ヶ岳は、全体としてなだらかな山容。「南アルプスの女王」とか呼ばれてるらしいです。南アルプスにあって危険個所もなく、ファミリー向けですね。そのせいか、小さなお子様連れの登山者も多いです。筋肉痛の遠征最終日にもってこいの山ですね。
今日も北沢峠からスタート。メインルートとなる小仙丈尾根コースです。最初は樹林帯のひたすら登りですが、森林限界を越えた途端、すごく視界が開けます。昨日登った甲斐駒が美しいですなー。
壮大なカール地形を眺めながらの稜線歩き。美しいなー。帰りたくないなー。ほんと、マジでこっちに移住したいわ。そのぐらい素晴らしい景色。
登頂後は、仙丈小屋方面へ下山。馬の背稜線から薮沢ルートへ入ります。こちらの沢にも小規模ながら雪渓が。
あれ?そういえば今日は、ぜんぜん頭が痛くならなかったなー。最終日になってやっと高度順応が完了する俺の身体って…。

最初は森の中から。

6合目から視界がひらける。

小仙丈。ここからは稜線歩き。

有名な、小仙丈沢カール。

大仙丈方面の縦走路。

仙丈ヶ岳、制覇。

ライチョウ。特別天然記念物。

雪渓に乗ってみたり…

潜ってみたり。

  九重10座!
 
日付 : 2013 / 09 / 06
天気 : 晴のち曇
目的地 : 星生山(1762m)
天狗ヶ城(1780m)
中岳(1791m)
白口岳(1720m)
鳴子山(1643m)
稲星山(1774m)
久住山(1787m)
肥前ヶ城(1685m)
扇が鼻(1698m)
沓掛山(1503m)
標高差 : 500m
所在地 : 大分県竹田市
メンバー : 1人
コース : 牧ノ戸(5:54) → 星生山(7:15) → 天狗ヶ城(8:08) → 中岳(8:18) → 白口岳(9:17) → 鳴子山(9:49) → 稲星山(10:27) → 久住山(11:03) → 肥前ヶ城(11:55) → 扇が鼻(12:30) → 沓掛山(13:14) → 牧ノ戸(13:30)
なかなか天気に恵まれなくて、3週間ぶりの山行。うっぷんを晴らすかのように、ガツガツ登ってきました。
今日のコースは、10座踏破。九重連山を登る者として一度はやってみたいこと…のハズ?
※ 人によって「10座」の解釈が違うようです。メインの山々は当然入るんですが、鳴子山・肥前ヶ城あたりのマイナー山を、岩井川岳と入れ替えている人もいます。まぁ、正解とかありませんから。

ヤル気まんまんの早朝スタート。朝日を見ながら入山です。天気も良いし最高ですなー。ヨモギ大福、美味いですなー。それにしても今日は、登ったり降りたり。標高差500mとなっていますが、累積では1500m越えてるんじゃなかろうか?おまけに白口岳を過ぎたあたりから、だんだん雲が出てきました。鳴子山はガスの中です。ひえー。
疲れが出てきたのは、7座目ぐらいから。久住山の登りはキツイです…。ちなみに、久住山頂の写真だけポーズが控えめなのは、疲れてるからじゃありません。周りにいっぱい人がいて、恥ずかしかったからです(いちおう指を7本出してます) 沓掛山の「10」も分かりにくいですな…。

肥前ヶ城、初めて登ったんですが、登山道がわかりにくいですねー。分岐もわかりにくいし、こりゃ迷う人がいそうです。まぁ、踏み跡はなんとか見えますが。
そのあと偶然、営林署のパトロールしてる方々と会ったんで、その話をしたんですが。「肥前ヶ城は、いちおう登ることができる山。でも。立入禁止ではないが、植物保護のためなるべく入らないようにしてほしい」という回答でした。なるほど。目立たないように、ワザと分岐に道標を立ててないんですな。でもまぁ、ミヤマキリシマの時期とか人がスゴイもんなー。この調子だと、2〜3年後には入山規制がかかりそうですなー。

朝焼けの登山口。

ヨモギ大福と九重連山。

1山目。星生山。

2山目。天狗ヶ城。

3山目。中岳。

4山目。白口岳

5山目。鳴子山。

6山目。稲星山。

7山目。久住山。

8山目。肥前ヶ城。

9山目。扇が鼻。

10山目。沓掛山。